物事には流行り廃りが常についてまとうが、
あっさり超えて生き残る人もいる。
愚直なまでに素直に数をこなす人だ。
ふとやっていることがすごく流行ったり、
ふとやっていることが強力な武器となった場合、
そのチカラを継続的に伸ばす背景は、
素直にインプットとアウトプットを繰り返すクセづけだ。
一芸でワンパターンになってしまうと錆び付くが、
愚直に「こんなことも出来る」と、
失敗を恐れず数をこなすことになり、
自ずと世界が広がる。
流行り廃りを超えた存在である、
東京ディズニーランドでさえ、
失敗を恐れず数をこなしていた。
過去にディズニーと無関係な、
「日本の歴史」「アメリカの歴史」を扱う、
映像のアトラクションがあった。
ディズニーの人気映画とは、何も関係がない内容だった。
今であればもはや造られないだろう。
それもそのはず、
数をこなした結果、
かつてから人気映画とキャラクターが続々と増えたことで、
質も量も次々と上がっていったのだ。
ディズニー映画自体も、
童話や昔話をモチーフにしたものから、
『ファンタジア』というクラシック音楽とオリジナル映像のコンビネーションもあり、
そこから現代のオリジナル作品にシフトしていっている。
この過程で良作もあるし、
色々な失敗した作品も数多いが、
そのエピソード自体もまた興味深く、
成長の過程として示唆深い。
これも数をこなしたからこそ、
応用が質も量も圧倒的によくなっているのだ。
現実解。
流行り廃りを乗り越えている人は、
それだけ数をこなしている。
数をこなさないでいると、
結局は自分から停滞を作ってしまうんだよね。
停滞を感じたときこそ、
もっと数に逃げるほうが面白くなる。
boxcox.net、遠藤武。