そもそも仕事は、大多数の人が面白がれていない。
年齢関係なく実力がある人や、突出している人は、
理屈抜きに「面白がっている」のである。
実力の正体は、面白がることだと言い切っていい。
少し想像してみてほしいが、
仕事で自分が「この人には敵わないな」と思う相手は、
ほとんど例外なく、思いっきり面白がっているはずだ。
あのカフェは美味しい・そうでもないとか、
あのサービスはすごく役立つ・大したことないといった、
売れる・売れないの視点は、面白いことにお金を払えるか否かである。
面白さは単にQCD(品質・コスト・納期)からは出てこない。
また、年功序列・雇われ・下請けのような、面白がる以外の理屈っぽい要素からも、
肝心の面白さという一次情報が削ぎ落とされてしまう。
現実解。
シンプルに価値を出す場合、面白がること以上の実力はいらない。
徹底的に本を読み漁った上で、仕事やビジネスで天井を感じたら、
面白がる側に回って、周囲をいざなう側として動くと、
あっさり好転することなど多々ある。
追記。
立ち位置が低く理屈ばかり言い出す割に、
面白くない相手との別れも伴うと先に知っておこう。
面白くないというのは、実力を削ぎ落とすから、
面白さを語る人とだけ過ごせばいいのである。
突出した人同士で過ごせば、もっと面白くなる。
boxcox.net、遠藤武。