「上手く行く人と行かない人の差は、ぶっちゃけどこにあるんですか?」
自分で変数として操作できる唯一の資源である、
時間の投下先の差が全てだ。
1日24時間という制約は、
どんな天才だろうと、凡人だろうと、
残酷なほど等しい。
要は、時間の投下先次第で、
後の流れがどう変わるかに気づいているか否かが、
その差を分かつのである。
才能を発揮している人は、
自分の為すべきことに気付いており、
時間の投下先を徹底して得意技や好きなことに絞って、素直に学んでいる。
その結果、不用意に口先に逃げることもなく、不用意に群れることもなく、
時間を読書や思索など、素直に学ぶことに充てている。
得意技や好きなことに絞った結果、話は面白くなるし、
人に恵まれて仕事のクオリティが上がり、お金が集まる。
才能という言葉から縁遠い人は、
自分が時間を無駄にしていることに一生気付かず、
何かにつけて「時間がない」と口ずさむのが得意である。
その結果、不用意に口先に逃げて群れてしまい、
時間のなさが基礎知識のなさを招き、頑固な無駄口ばかり叩いてしまう。
基礎がないため得意技も好きなことも疎かになり、退屈がられ、
人も仕事もお金も去っていくのである。
その結果、1年、3年、5年、10年、30年……と経過するにつれ、
取り返しのつかない差がでてしまう。
上手くいっている人と、そうでない人のあいだで、
立ち居振る舞いが根本から異なるのは、
1日24時間という制約の中で、時間の使い方を変え、
虚心坦懐に最善を尽くしたことの差ということだ。
現実解。
この差を見て「まずい!やばい!」と思えたなら、
その人は伸びしろがあるから大丈夫。
伸びしろで、堂々と時間持ちになろう。
それだけ時間を無駄にしている事実に気づけないまま、
今回の人生の時間を終わらせてしまう人のほうが多いのだから、
あっさり勝てるようになる。
「まずい!やばい!」と思えたところから、
素直に時間の投下先を変えるスタート地点にしていこう。
追記。
何かを変えたいなら、
少なくとも時間の投下先を真逆にしよう。
ついおどけてふざけてしまうクセがあるなら、
真面目な言葉や態度を出す。
つい真面目で退屈な言い方をするクセがあるなら、
思い切ってボケ役に回ってしまう。
追記の追記。
特に、自分の立ち位置を上げたい場合は、
素直に学んで読書した上で、
ボケ役として時間を投下するのが、基本中の基本。
boxcox.net、遠藤武。