実力者やプロは年齢不詳だが、その他大勢は年齢をやたら聞く。

daily11 スモール分析。

実力がものを言うプロの世界で過ごしていると、

年齢など気にならなくなってくるのが世の常だ。

というのも、自分より年齢が下のプロから学ぶことなど多々あるし、

ふと年齢を聞いて、実年齢より10歳以上も下に見える人など多々あるからだ。

それどころか、実力のある人ほど、年下の師匠を持つことを勧めているくらいである。

 

その真逆で、やたらと年齢にこだわったり、

「あなたも〇〇歳になったら健康にガタが来るよ」

と言い出す人は、その人がどこかの年齢でやり残したことがあったり、

単に何も考えずに不摂生を繰り返したと、ご丁寧に自己紹介しているだけだ。

率直に申し上げると、この事実を知らずに執拗に年齢で物事を判断する人や、

馬鹿丁寧に年齢で自己紹介する人というのは、

典型的な群れるその他大勢である。

もしあなたが成長を続けたいのなら、

そのような人は、今後一切視界に入らないように、

完全犯罪のごとくシャットアウトする必要がある。

 

というのも、自然と実力のある人の中で過ごしていれば、

自分より年齢が下の上司など普通に存在するし、

自分より年齢が上の部下など普通に存在するためだ。

もしあなたが実力がものを言う組織に属していれば、

そのような経験を必ず経ているはずだ。

年功序列のまま過ごせる組織というのは、

騙し騙し人をマネジメントするための方便に過ぎない。

スポーツやクラシック音楽は、

実力のある若手が次から次へと入ってくる。

公務員の世界では既に廃止されている制度だが、

90年代までのキャリア官僚は、20代後半で税務署長に就いていた。

さすがに公務員のケースは今となっては不自然に思えるかもしれないが、

そのぶん外資企業やメガベンチャーの要職に就くことや、

起業が当たり前となった今では、もはや年齢は完全に関係ない。

自然体で、実力をベースとした、

目先の年齢と無縁な世界が広がっているのである。

ということは実力と敬意がものを言うのであり、

誰かと何かをする上で「かわいげ」と「素直さ」が必要だ。

「かわいげ」と「素直さ」がないなら、始まる前に終わる。

年齢が低いのであれば、傲岸不遜と評されて終わりだ。

年齢が高いのであれば、文字通り老害扱いされてご臨終だ。

敬意が得られないなら、実力は発揮できないことになる。

ということは、20代だとうと40代だろうと、60代だろうと80代だろうと、

実力で生きるなら、年齢に関係なく「かわいげ」「素直さ」が必要なのである。

 

そもそも、実力があり頭角を表している人には、

好きなことに埋め尽くされているためか、

「かわいげ」も「素直さ」もあいまって、

大学生ころから外見が変わっていないというケースが多々ある。

健康オタクというわけではないにせよ、肌のハリやツヤがよく、

野菜や果物と適度な運動で摂生につとめており、

健康状態も一般的な年齢とは関係ない人などザラだ。

そのような人に限って、

変に年齢を気にして媚びたりせず、

変に年齢を根拠に威張り散らしせず、

アップデートをし続けている。

そして、自分の人生の残り時間から逆算し、

付き合う人を選び、独自の健康管理法を共有しあっている。

要は得意技を伸ばし、ストレスフリー生活をしているということだ。

 

現実解。

実年齢が低いうちから、ちゃんと実力で勝負しよう。

実年齢が高くなっても、遅くないからちゃんと実力で勝負しよう。

前倒しちゃんと負けて、前倒しで自分の勝てる土俵を築くことで、

刺激を受けて成長し続けることができるのだから。

今この場で前倒しすれば、その瞬間が一番早いのであり、確実に変われる。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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