ここまででビジネスを通じ、多くの人と会話してきたが、「言い訳上手」ほど、実力不足が目立ち、落ちぶれていくと言っていい。
特徴として、変に話が長かったり、変に余計な一言が多かったりして、頑なに無自覚に、自分から変わっていこうとしないのだ。
そのぶん、事実を無視しようとする自己弁護だけは上手い。
例えば残念な社長の場合、
良い協力先に恵まれ、粗利向上と集客を通じた事業再生を計画し、
複数のプロによる全面的なサポートを得てハードルを下げている中、
社長が自分からサポートと真逆のことを行ってしまい、
プロのサポートを無視した我流に逃げ、報告も連絡も相談もせず、
にもかかわらず言い訳が先行して、協力先だけでなく既存顧客まで離れていくことが多々ある。
さすがにこれはそうとう極端な例かもしれないが、
サポートと真逆のことを行ったことが必ずしも悪いわけではなく、
もっと言えば報告・連絡・相談がなかったことが悪いとも限らない。
本当の原因は、言い訳ばかりが上手で素直さがないという、行動につながらないメンタリティが原因だ。
ちょっとした報連相は、ただの手続きでしかなく、素直であれば、即対応できる。
ついうっかり真逆のことを行った事実も、行動を変えるための仕組みを素直に用意すれば、即対応できる。
一方、言い訳が先行し、事実を伝えないというのは、素直と真逆のただの嘘つきだ。
素直に行動できないのも、やたら話を複雑にして被害者ぶってしまうのも、
また悪名高い詐欺師がやたら派手でギラギラなファッションをしているのも、
すべては実力のなさから来る言い訳でしかない。
現実解。
言い訳をする人とは、そもそも関わらなくていい。
やたら言葉が長かったり、やたら話を複雑にしたり、やたら時間がかかったりするのは、
単に実力がなく、そして本気でもない、ヘナチョコだと判断しておけば事足りる。
追記。
成長過程にある人は、関わる人が激変することが多々ある。
もちろん一緒に成長を続けるなら同じパートナーといるけれども、
成長している人の周囲の顔ぶれを見ると、
ほぼ例外なく孤高を貫いて、溌剌としている。
boxcox.net、遠藤武。