「情報が得たくて、いろいろな経営者の交流会に参加しています」
勉強熱心な経営者であるのは良いことだが、この状態は往々にして勉強不足・読書不足に陥って群れるしかなくなるパターンだ。
基礎力がからきしの状態で、色々な参考書をつまみ食いするのと同じである。
現実解。
交流より、まず読書と実践をしたほうが、実績が出る形で勉強になる。
追記。
特に、大学の数学や物理学やテクノロジーや哲学の話でもないのに、真っ先に「難しい」という言葉が出てしまう人は、単に基礎力不足から目をそらしているだけだ。
そういう場合、まずはイロハを身につけよう。
追記の追記。
それだけだと退屈だろうから、経営者が参加する会を目利きするコツを教えよう。
会の立ち上げに関わった人物が以下を全て満たしている場合は、毛並みが良く実力がある。
・ゼロ立ち上げ経験とグロース経験がある(2〜3年以内で年売上50億円ないし5〜10年以内で年売上高1千億円が下限)
・年売上1桁〜数百億円から数千億円や兆円単位の企業の中枢の内情を理解している
・研究や商業執筆や技術開発など知的生産をしていて、明らかに毛並みが良い
これが、読書を超えて学ぶ意味がある会合や集まりの、最低要件だと覚えておこう。
これを満たさない会や集まりで、中心人物が小物の場合は、さして実力のない有名人にお金を払って呼ぶ広報で三流四流を群れさせているだけだと気づこう。
boxcox.net、遠藤武。