独立したあとの年収は、ゼロになるか、10倍やそれ以上をはるかに超え青天井の成長を遂げるかの、2択である。
独立を狙う人が増えているため、この事実は強調してもし過ぎることはない(既に多くの人が述べるところだが)。
「コンサル会社をやめて、フリーのPMとして独立しました」
「メガベンチャーの執行役員をやめて、独立しました」
「思うところがあり、官僚をやめて独立しました」
サラリーマンや公務員をやめる勇気に、
心から拍手を贈りたい。
ただし、勇気だけでは蛮勇で終わり、
そのままだと年収ゼロにシフトしてしまうのが、世の常だ。
これを避けるには、
勤め先というお屋敷にあった、
仕組みやカンバンやブランドを、
全て自分の環境整備に作る必要が出てくる。
実のところ、独立に必要なものは、
・売上と利益を継続的に立てる(コンセプトデザイン、価格設定、マーケティング)
・そのために信頼できる他人や仕組みを起用する(座組み、人事・マネジメント、生産管理)
・その上で質を高めて成長し続ける(カスタマーサクセス、研究開発、品質管理)
という全体の仕組みであり、これは本音を大事にすることが先決だ。
売上が立つのも、利益が出ているのも、キャッシュが残るのも、
誰かに喜ばれて継続的にに成長できるのも、どこかで本音がマッチして、
信頼と影響力を高める仕組みを確保しているためである。
リピートや紹介は当然発生し、規模が大きくなった際の広告費が、威力も魅力も掛け算することになる。
現実解。
単にお金だけじゃどうにもならない本音がそこにあるからこそ、年収がゼロか青天井かという究極の二択に行き着く。
誰だって、もっと上達したいし、ちやほやされたいし、新しい自分に会いたいのだから。
追記。
すでに多くの先人が明かしているけれど、継続的に成長している限り、
必ず「ええっ!以前の自分からしたらありえない!」という妄想がどこかで叶います。
それが快感すぎて、ついつい青天井になってしまうんです。
boxcox.net、遠藤武。