肩書きや実績で有用なものは「桁違い」だけ。

daily11 スモール分析。

事実をありのまま言おう。

プロフィールに本当に必要なものは、

「桁違い」の実績だけだ。

 

それはすなわちキラーコンテンツであり、

動き方がとても楽で楽しくなる上に、

企画書も提案書もなしに売れる企画があっさり通る。

 

参考までに、更に解像度を上げておこう。

キラーコンテンツとは「少し聞いて『嘘でしょ?』とドン引きするくらい、インパクトや非常識や、規模・品質を備えていること」と条件づけていい。

他の追随を許さず、競合が戦意喪失するレベルの内容であり、

直接的に関係を持たない近隣分野のプロが高く評価するものがこれである。

ここに、本人は決して群れないことも条件のひとつと加えていい(組織票や自作自演や、いっちょ噛みは、ただひたすら群れていて醜い)。

 

そのレベルであれば、

営業や座組みで困ることはなく、

大企業や大プロジェクトを単独で従えたり、

商業出版の企画を複数あっさり通せたりと、

放っておいても「いつでも知らせてください!ぜひ協力します!」という立場になる。

 

前置きが長くなったが、プロフィールとして書いて本当に意味がある一流の下限は、そのようなレベルを満たすものだけだ。

 

例えば、日系最大手企業の本部を経て、中小企業向けコンサル会社のエースを経て独立した人の場合、

社長・幹部・平社員合わせて万単位のビジネスパーソンと一対一で深く話してきたことを実績にしている。

これは日系最大手という文系就職のエリートコースを軸に、簡単に真似できない桁違いのキラーコンテンツを、コツコツと凡事徹底で見事に創ったと言える。

 

結果論でしかないが、私の場合、年売上高でゼロイチ・数千万円・数億・数十億・数百億円・数千億円・兆円単位の1桁ずつについて、

成長過程・データ分析(FP&A,マーケティング,IT,組織マネジメント)・統計モデリングの技術開発といった戦略×戦術×戦闘を、日系と外資とスタートアップの3ついずれでも解像度高く知見があることを実績にしている。

このおかげで「大企業のFP&Aだけやってました」「外資で統計学だけやってました」「技術開発だけやってました」という、「だけ」ケースを横串カバーする分厚いキラーコンテンツがある。

私が独立する気になったのは、あきれるほど臆病な自分から見ても、明らかに自分に勝ち筋があると腹落ちしたからであることは、言うまでもない。

 

現実解。

ドン引きされるレベルの桁違いで、ようやくプロフィールで勝ち筋が出ると、先に気づいておこう。

「桁違いな実績を『先取り』してコツコツやる」か、

「コツコツ凡事徹底する『過程』で桁違いを作る」かは、

自分の実力に応じて選べる。

 

追記。

どちらかを選ぶ場合の話。

大学入学前の高校生までに「すごい!」と言われる分野と立場を得たなら前者の「先取り」、そうでないなら後者の「過程」だ。

ここで挙げた全ての例含め、9割以上は後者なのだから、何かをやる前からいちいち心配しなくていい。

 

追記の追記。

独立・起業したが、そもそも桁違い要素がなく、コストだけ垂れ流してしまっている場合の話。

自分の本音をちゃんとわかってくれる人を、着実に味方につけて、じわじわ粗利を積み上げていこう。

率直に言うが、蛮勇から始めてしまったゆえ時間がかかるのは仕方ないと言い切るしかないから、

「貧乏暇なし」「知識不足」を素直に次々と排除していくこと。

素直に広がりが出てくると、桁違いな人と突然知り合うチャンスに恵まれるので、

距離の近い味方にしてしまえばいい。

桁違いな人は、驚くほど素直だ。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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