ドメイン知識:教育分野を捉える。

daily12 業界知識。

教育を特徴づけている要素。

幼稚園・小学校・中学校・高校までの学校教育と、

塾や予備校などの教育産業に分かれる。

これがドメイン知識の基礎だ。

(大学教授は、研究職であるためここに含まない。また、専門学校や資格試験予備校、美大受験や音大受験は、ニッチゆえ含まない。)

 

いずれもレベルの高い人は、

どう頑張っても少なくなる。

そもそもレベルの高い人は、

より年収も社会的地位も高い、

他の仕事に就いてしまうためだ。

 

学校教育の場合、

都市圏か地方か、

公立か私立かによって全く異なる。

特に地方だと、

教員養成課程に行きたがる人は多々ある。

それだけ仕事が限られるためだ。

また、学校によって全く異なる。

すごく自由な私服の進学校もあれば、

やたらと厳しい自称進学校もある。

ちゃん事実をみていくと多種多様だ。

そのわりに、ごく一部を除くと、

一般的なサラリーマンである。

ちゃんと与えられたことを丁寧にやるなど、

従順さがあるなら、

学校教育は向いていると思う。

物事をつい疑う人や、

突出してしまう人は、

あまり向いていない。

「学校教育を教師の立場で変えてやる!」

と考えがちだが、

これは行政学の理屈から言って無理だ。

嘘だと思うなら、

行政学の教科書を1冊読もう。

官僚制組織について知ればよくわかる。

その上で言うと、

学校教育を担う教師はあくまで現業であり、

教育行政からは切り離されている。

教師は昇進しても文部科学大臣になれない。

もし教育を変えたいなら、

既存の教育など捨てて外側に出て、

新たな教育の仕組みを創るほうが早い。

 

教育事業の場合、

特にやることがなかった人が、

塾・予備校の講師や家庭教師として働く。

言うまでもなく、

その道が面白くて突き進む人もいるが、

残念ながらごく少数派だ。

また、難関大学受験について、

英語と数学が科目にある一般入試で合格すると、

大学在学中から高時給で家庭教師ができ、

年功序列で働く意味を疑うことも多々ある。

とはいえそういう人の大多数は、

そのまま進学や就職しちゃうけども。

 

そんなこんなで、

教育産業にはレベルの高い人は残らない。

 

そんな事実をありのまま指摘だけして、

悦に浸りたいのでは決してない。

そんな悪趣味は、SNSの名無しさんでもできる。

そうではなく、

ドメイン知識として知っておくと、

そもそも物事はスキだらけであり、

やり方次第で風穴を開けられるとわかる。

世の中はそんな癒着や膠着状態が溢れ、

常にノロノロしている。

そこでイライラするのか、

そこをチャンスにするのか、

自分で選べば良いだけの話だ。

せっかく切り掛かるチャンスがあるなら、

自分に有利に切り分けていって、

目の前を少しでもプラスに変えたほうが楽しい。

 

現実解。

思い切って土俵を変えたっていいから、

面倒ごとにグチグチ言わず、

面倒ごとそのものから離れたほうがいい。

ここまでのドメイン知識は残るから、

例えば富裕層向けにシフトするとか、

海外と日本をつなぐとか、

映像やアプリを駆使して学習指導要領を超越するとか、

できることはたくさんあるものね。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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