いちいち傷つかないためには、スピードと回数に逃げよう。
「負けた」という言い訳に逃げず、言葉が引っ込んでしまうくらいでいい。
勝ち負けを超えて大事なのは、いちいち傷つかず、敗因の分析から前向きを回収することにある。
現実解。
いちいちかんたんに傷つくというのは、頑固で自意識過剰な証拠だ。
読書量も明らかに少ない。
こういう人に限って、やたらとねちっこかったり、
自分が格下にも関わらず、目の前にいない格上の他人の批判に逃げる。
自分の勉強不足で失敗しておきながら、かんたんに傷つく。
一定以上の地位がある人でさえ、このようなワナにハマって、
ずっとガクブルしているようなケースは山ほどある。
率直に言って、これでは絶対に成長できない。
老害の始まりだと断言していい。
その上、成長を支援してくれる強者から嫌われる。
絶海の孤島に追い込まれ、誰にも知られずひっそり消えていくだけだ。
このような生き方を否定するつもりは、一切ない。
頑固で自意識過剰でねちっこい行動の一つ一つや言葉遣いのクセがあり、
それをどう変えるか(どう変えないか)というのは、
すべては「自分がやりたくて、言い訳しているだけ」だからである。
「そうは言っても、ついうっかり頑固になってしまう。。」
ふと言い訳が出てくるとしたら、それは自分が現状維持したいから言っているだけだ。
周りの環境も、言葉遣いも、分単位の試行錯誤を積み重ねて、中長期的に変えてしまえばいい。
今まで読んでいなかった本を読んだり、信頼できる本の真似をすればいい。
率直に言ってしまおう。
頑固な人は、いったん前向きで新しいことを始めても、スピードや量が足りずに元に戻ってしまうのである。
物理現象の話。
飛行機が離陸するときは、およそ250〜300km/hの速度が必要だ。
蛍光灯のスイッチをONにした際、点灯時の2.2倍の消費電力が必要だ。
物事が始動するとき、それだけのリソースを割く必要がある。
物理現象から見た、原理原則だと言うほかない。
全然知識がないのだから、スピードを上げて、強引に量や数をこなして進めてしまったほうがいい。
知識のない状態の完璧主義より、結果的にうまくいく。
新しいことに挑戦していて、土地勘も読書量もない場合は、
最低でもまずは素直に知識を回収する以外にない。
悔しかったり、面食らったりしたなら、
そんな気持ちの現象を忘れてしまうくらい、
スピードと回数に逃げればいいのである
スピードと回数で、言い訳が消えたら、合格だ。
継続するためには、
「ついうっかり頑固」を「ついうっかり素直」に変える。
そのためには、スピードと回数を上げて、
傷ついていることすら忘れるくらい強引に進めてしてしまえばいい。
はっきり言って、僕にいちいち傷ついたとか面食らったとか、
中身のない報告をしてくる人ほど、スピードと回数が足りていない。
他人に対して中身のない報告をねちっこく送る人ほど、
自分に対しては全然粘り強さがない。
粘り強さは、結果的な話として、スピードと回数に比例する。
スピードと回数が出せるというのは、
スピードと回数を出すと同時に、
自分に有利な場所を探り続けて変化を重ねるということ。
ねちっこいというのは、何もしていないだけだと言い換えたほうが、
ゼロから始められるぶん、清々しいんだよね。
清々しくあるほど、傷は気づかないうちに一瞬で治って、タフになれる。
boxcox.net、遠藤武。