初心者のうちは、手を広げることをやめてしまおう。
まずは本音に集中して、基礎から一点突破すればいい。
「成果が得られない問題を解いてしまう」というリスクを消せる。
現実解。
実力不足なら、手を広げない。
いま解くべき問題は、本音のみから逆算する。
ビジネスにしても試験勉強にしても、
「自分には無理だ…」
と思い込んで、
何をするにしても中途半端な状態とは、
ちょっともったいない。
基礎力不足を、基礎力ではなく、
才能の問題だと誤認してしまうからだ。
これは実は、本音が足りていないだけなんだよね。
欲しい成果に本音をむき出しにせず、
何を決めていないから、
視界が晴れないというだけだ。
率直に言って、このような「決めたフリ」は、
問題解決と真逆の態度だ。
「決めたフリ」が問題解決に至らない状態とは、
「成果が得られない問題を解いてしまう」ことにある。
視界が晴れないのだから、
問題を見定めることもできないよね。
自己弁護、言い訳、ごまかし、
すべて視界が晴れていない典型例だと言っていい。
もしあなたがつい自己弁護してしまうなら、
思い切って、
「これって成果につながらないよね」
と、スカッと言い切る必要がある。
誰かに言い切ってもらってもいい。
仕事も勉強も、
腹をくくって基礎からしつこくやるしかない。
実はそうしたほうが、
はるかに時間も労力もかからない。
英語が喋れるようになりたいなら、
リスニングと朗読を何度も繰り返して、
無意識レベルに言語を落としこむ徹底が必須だ。
ファイナンスや財務会計を理解したいなら、
日商簿記3級程度の仕訳を、
無意識レベルまで徹底していると超強い。
数学を根本から理解したいなら、
算数(特に中学受験算数)が必要だ。
お客様に認知されたいなら、
粘り強く自社を楽しく自己開示して、
マーケティングをしつこく(ただし内部的には淡々と)進める必要がある。
実は、やるべきことって、
基本的なことの掛け算なんだよね。
うまくいっていないとしたら、
掛け算している物事が欠けている。
そこに気づけただけで、突然あっさり物事が動き出す。
手を広げずに凡事徹底すると、
そんなご褒美が確実に待っているんだよね。
迷ったら、手間を減らして、
シンプルにしてしまうだけで、
一気にメリットが増えていく。
凡事徹底している人どうしが合わさると、
めっぽう強くなるところも、
手を広げずにチャンスを掴むポイントなんだよね。
boxcox.net、遠藤武。