率直に言って、人をイラつかせる人は、
自分のイラつきを他人に押し付けているだけである。
他人に押し付けるのは、同調圧力と同じだよ。
どう前向きに聞いても人をイラつかせる、
ねちっこい対応や自己弁護は、
「私はチカラがなくてイラついているけど、
あなたに押し付けて誤魔化しています。
だから無条件で一緒にイラついてね」
という同調圧力だ。
イラつく状況に他人から陥らされたら、
同調圧力を受け取るか受け取らないか、
100%自分の自由意志で決めていい。
もし助けたいと思う人なら、
堂々と距離を縮めて、
受け止めてあげればいい。
もし助けたいと思わない人なら、
この上ないほど極めて丁寧に接して、
相手にこちらのイラつきを一切気づかれないよう、
そのまま去ってしまえばいい。
はっきり言ってしまうと、
イラつきの同調圧力に誘い出されるのは、
遊びたくもない人と遊んでいるのと同じだ。
小学生くらいの時期を思い返してみよう。
「こいつはイヤだな」と感じる人と、
わざわざ関わろうと思うだろうか。
小学生くらいで、親友になる場合、
まずイラっと来てケンカから始まり、
そこから仲良くなることなど多々ある。
小学生くらいで、クラスメイトと呼ぶのもはばかられ、
いちいち突っかかって不快にしてくるような場合、
関わる必要などまったくないから、
相手のレベルに合わせて自分のレベルを上げ、
秘密裏に許してやる側に回ればいい。
これは自分が小学生くらいで、うすぼんやりと感じていたことだ。
ピン!と言葉で言い切れるようになったのは、
大学を卒業してすぐくらいだったと記憶しているが、
要は不快を誘う人はお子様のまま、
不快の押し付け連鎖に突入しているのである。
しかも小学校のころのように、
コミュニケーションに不慣れというわけでもないから、
イラつきから親友になることなど確実にない。
イラつくというのは根本的に言って、
「小賢しいなあ」と感じることだ。
小賢しさを額面通り受け取っていたら、
自分の思考や発想や行動まで小賢しくなる。
逆に言えば、小賢しい人は、
小賢しい同調圧力にまみれているから、
頭の天辺から足の小指の爪まで小賢しいんだよね。
現実解。
せっかく生きるなら、
お互いプラスになるような、
気分のいい独立圧力を押し付けたい。
追記。
100%自分の自由意志で決めるというのは、
そうやって決め打ちして、
同調圧力を独自性に向けて、
活用していくことなんだよね。
boxcox.net、遠藤武。