変えていくとは、本音を丸出しにすることである。
本音とは、事実に即した物事だ。
「こんなこと考えようものなら、村八分に追いやられるかも……。けど、やっぱりおかしい!」
そんな物事は、全て事実に即した本音である。
仕事でも人間関係でも、
この状態に陥っているとしたら、
変えていくことでしか先に進めない。
はみ出し者は、思考か行動のどちらかが人より多いからこそ、
ついうっかりはみ出してしまうのである。
思考が多いということは、
事実を感じ取る繊細さがあるということだ。
行動が多いということは、
事実をあぶり出す勇気があるということだ。
思考と行動、この2つからしか、
事実を見定めることはできない。
どちらか片方だけでは、
事実を片一方からしか見ておらず、
事実は捉えかけで終わってしまう。
これはちょっともったいない。
繊細さだけでは形にならない。
勇気だけでは知識が足りない。
全ての物事をそのように捉え直せば、
「片一方はもったいない」
と思える。
繊細な人ほど、知識を得る勇気はあるのだから、
それを行動にスイッチして強化すればいい。
勇気がある人ほど、形にする行動はあるのだから、
それを知識にスイッチして強化すればいい。
次に何をするか迷ったら、
こうやって見つめ直すだけでも、
変えていくことにつながる。
人間はめんどくさがりだからこそ、
チェンジマネジメントの基本的な考え方を用意しよう。
迷ったときこそ、自分にやさしく接し、
本音を丸出しにするほうが、
結果的に難易度を下げて楽勝を狙えるんだよね。
boxcox.net、遠藤武。