嫌な思いをしすぎて、
本当に「これだ!」と思う物事が、
できなくなってしまうケースがある。
これは体感的には、
勉強不足で失敗したり、
情報不足で失敗したりで、
周囲の人間関係に嫌気がさしてしまうケースが、
大多数を占めると言っていい。
本来は頭がまわるはずなのに、
勉強不足(勉強の量不足だけでなく質不足も含む)で、
浪人が許されずまともな人のいないFランク大学に進学したとか、
本来は活躍できるはずなのに、
年収を上げて転職・独立する上で情報不足を放置し、
まともな人のいない労働環境に甘んじているとか、
そのような相談を多々受ける。
特に一定レベル以上の中学受験や高校受験で凝り固まってしまうと、
柔軟な発想ができずに大学受験やそれ以降で自滅するケースが多い。
この解決策は、
「自分を変える」
「自分の環境を変える」
「うまくいっている人を徹底的に真似する」
という具合で勉強不足の余地をなくしていくことだ。
特に受験もビジネスも、
勝ちパターンが実は決まっているので、
最初はそれを素直に真似したほうが早い。
特に自分と過去が似た成功者を真似すると早い。
自分で考えてしまう人ほど、
「型」が身に付かずに、
自滅してしまう。
「ヘタの考え休むに似たり」とはこういうことだ。
そんな不器用な人は嫌いではないのだが、
いくらチャンスを提示しても、
素直に教えに従ってみることを拒否する、
「自分から失敗を選ぶ人」は、
実は相当多い。
現実解。
常識を疑うには、先に常識を知り、
その上で非常識な目標を立てて、
いろいろな分野の常識を掛け算していけばいい。
嫌な思いをしすぎている人は、
「常識を疑うことをやめているのでは」
と自問自答してみよう。
追記。
「徹底的にパクる」
という語がよく使われるが、
これは先に常識を知ることであり、
かつそこに他分野の常識を掛け算して、
自分が非常識な横綱相撲を取ることだ。
嫌な思いをしているからこそ、
常識を知った上で、
常識の真逆を取ってみよう。
boxcox.net、遠藤武。