事実とデータの扱い方。

daily9 大前提。

ちょっとした事実を複数集めて、

ちょっとした疑問に当て込んで、

その上でロジックを組んで次のステップを見出すと、

「あるある!」という大きな反響を得られる。

データがたくさん揃っていなくとも、

事実を解釈することで、

次のアクションが取れれば、

実用上は十分である。

これはファイナンスで言うところの、

「取引事例比較法」

という手法である。

統計手法を適用するには、

事実の前提となる事例は30〜100件ほど欲しい。

しかし、現実的にそうも言っていられない場合もある。

そういうときは、

思い切って限られた事実を比較し、

状況を要約したほうが、

かえってうまくいく。

 

現実解。

データを集めても、

それに見合った「規模の経済」が得られないなら、

データ分析するよりも、

シンプルにありもので比較するほうが、

投資対効果が明らか得やすくなる。

統計手法を重視したくなる気持ちは、

統計学を使ってきた立場からよくわかるが、

手段はあくまで手段であり、

データ分析の目的は事実の要約によるインサイトの打ち出しだ。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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