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経営 その13 〜 指示の出し方。

効果的に指示を出すには、前提条件を明確に作り込むことが必要だ。契約書を作るには、文言の定義や、意図して守るべき利益を、前提条件として明確に定めておくことが求められる。経営計画の策定においては、サービスデザインやマーケティングから、売上・コス...
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経営 その12 〜 マネジメントと愛。

マネジメントの使い方とは、果たすべきゴールに確実にたどり着くことにある。売上を上げたり、利益を出したり、また組織や世の中に愛をもたらすといった、個別に設定した目的を導き出すための、「愛のある経営管理」ということだ。この逆。愛のない経営管理と...
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経営 その11 〜 ウソと創造。

経営におけるウソとは、不足をごまかすことである。これは、単に経験不足や事例不足や思考不足のごまかしを意味することもあれば、隠蔽や情報の非対称性によって、取引先をデータ不足に追い込むことも意味する。粉飾はその最たるものだと言っていい。経営にお...
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経営 その10 〜 投資。

自分の元手を積極的に運用して価値を上げ、さらなる自由度につなげる一連の流れを「投資」と捉えよう。元手を他人の意思に持って行かれたり、元手を自分の意思で自由に管理できないのなら、その投資はリターンに対してコストが高すぎることになる。また、なん...
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経営 その9 〜 リスクヘッジ。

一番のリスクヘッジ策とは、面白さや知性のない物事には懇切丁寧に別れを告げて、面白くて知性のある物事にだけ懇切丁寧に集中して関わることである。昨今では「面白いことや好きなことだけしていればいい」という視点ばかりが取り上げられる。この本音、面白...
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経営 その8 〜 偶然。

「運が良かったから偶然経営が上手くいった」自分の成長の結果をそう評する人は少なくない。この逆。どんなに怒りを覚えようと、どんなにカネと地位を持った虚飾の塊だろうと、あるいはもっともっとど理不尽だろうと、他者を邪険に呼び捨てると、偶然は一発で...
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経営 その7 〜 人材と人件費。

人材の質の良さは、報酬や待遇の良さにそのまま比例する。いい加減、この事実を徹底して直視すべきだ。コストを削る姿勢が悪いとは言わない。しかし人材を確保する上で、人件費をコストだと誤認してしまうと、痛い目に遭う。人件費を削ろうとする企業は、新卒...
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経営 その6 〜 意思決定。

意思決定できるということは、的確に知識や概念や状況を操るだけの、知識と精神の余裕があるということだ。これを反対側から眺めると、・悶々としている・心の穏やかさがない・焦っている・事実が集まっていない・知識が足りない・従って自信がないという時に...
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経営 その5 〜 財と知性と落ちぶれ方。

財と知性は、必ずしも一致しない。むしろ、一致しないことのほうが遥かに多いと言い切って良い。仮に企業経営を通じ、経済資本を数世代にわたって溜め込んでいても、それが素行の良さや知性に展開され続けるとは限らないのである。実のところ、世襲はひとつの...
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経営 その4 〜 お金と信用力。

お金(通貨)は、国家の信用力を形にして価値を付与した道具だ。ここからの派生。お金が集まるということは、その人や組織について、「信用力が集まっている」「お金は信用力だ」と見なす向きがある。実は、これには大きな落とし穴がある。お金を集める側の質...