データ分析ここだけ話。

三行世界。

3行定点観測その9:生成AIはデータ分析に不向きだが、データ分析の補助ならできる。

だんだんと判明してきているが、生成AIはデータ分析に不向きである(BIツールには勝てない)。生成AIにデータ分析をやってもらうのではなく、データ分析に用いるExcel関数やマクロ(VBA)のコードを書いてもらう技術面や、出てきた分析結果につ...
daily13 事実の直視。

データ分析のカギは、大規模化を気にせず、独自性をぶつけること。

データ分析は、そもそもデータがなければ成り立たない「枯れた技術の水平思考」が必要な分野だ。大規模なデータを分析する技術そのものは、線形代数や解析学を基礎とした統計学や確率論に基づいている。いっぽう実際の分析は、まず事業の理解(ドメイン知識)...
daily13 事実の直視。

中央経済社note(連載第10回ここだけ話):異分子であれ!はコモディティ化回避策。

しばらく前に、キャリアに関する記事のタイトルで「異分子であれ!」と書いた。これを生々しく言えば「異分子でないなら、コモディティにならざるを得ない」である。例えばベンチャーのCFOは、普通にやるだけだと「資金調達と資金繰り」で終わってしまい、...
daily13 事実の直視。

行動して結果を残すとは「点を打つ速度と量を上げて、線や面をつくる」こと。

行動の量と質を順次上げていくことが、仕組み化のポイントだが、この本質は「点をたくさん打って、線や面をつくる」ということと同じだ。これは、画家のゴッホが自画像で用いた、点描という技法と同じである。1つ1つの筆触から離れ、全体として観ると、色彩...
daily11 スモール分析。

コンセプトの作りかた:世の中にありふれた物事をヒントにする。

「『コンセプト』という言葉を遠藤さんはよく使いますが、コンセプトの作り方のコツはあるのでしょうか?」以下に、私がコンセプトを作るときのポイントをまとめよう。「コンセプト」という言い方が難しい場合、価値・勝ち・価値観を束ねる「カチコピー」と呼...
daily13 事実の直視。

さっさと辞めたほうが良いFP&Aやデータ分析のケース。

成長しない場合は、常識的な目線を捨て、さっさと辞めたほうが早い物事など多々ある。例えば、権限が付与されないとか待遇が悪いとかのFP&Aは、そもそもボタンの掛け違えを起こしているので続ける意味はない。事実をありのまま言い切ろう。FP&Aやそれ...
daily13 事実の直視。

仕組み化もデータ分析も、 声なき声を浮き彫りにする道具。

仕組み化もデータ分析も、一般に難しいとされているが、なぜそれが難しいのかというと「声なき声を浮き彫りにする」ためだ。データ分析の技術習得の難易度もさることながら、せっかく習得した技術について、単なるオペレーターとして使われる側に回るケースが...
daily13 事実の直視。

統計学は、最強と最弱の狭間を揺れ動いている。

データ分析で新規事業もキャリアも作った立場としては、「統計学を道具や思考や、テクノロジーのコアとして使いこなせると最強!」という考え方に全く異論はない。一方、あまり指摘されないが、統計学そのものだけでは明らかに限界がある弱者だ。統計学は、既...
三行世界。

独立の勝ちパターン。

独立には、2パターンある。社名軸というサラリーマン時代の要素を使うか、自分軸という純粋に叩き出した実績を使うかだ。前者は所属した社名ひとつが重要、後者はありのままの事実ひとつひとつが重要。現実解。「どちらのほうが行けそう感があるか?」で選べ...
三行世界。

KPIの限界。

KPIをやたら細分化しようとするケースがあるが、まず無駄だ。変数が増えすぎて行動を妨げ、限界を作ってしまうためだ。人間、誰しもいちいち管理されたくないものね。現実解。徹底してシンプルで、共通認識が得やすいKPIは、設定したKPIの外側にもプ...