三行世界。

名刺を渡すべき相手、そうでない相手。

名刺は個人情報のカタマリだから、渡すべきでない相手が明確にいる。対等になるべきでない相手には、渡すべきではないのである。交流会で怪しい連中に名刺を渡すと、勝手にメルマガ登録してきたりと、つけあがることが多々ある。現実解。まず怪しくない人であ...
三行世界。

既存の事例を知るのは、その外側を攻め面白くするため。

「AIが既存の情報を集めてくれるから、知識習得は不要になる」この言説は、底上げを目的とした場合ではある意味正しいが、限界もある。既存の事例を知ることなしには、外側に出て独自性を作ることができないためだ。現実解。プロが既存の事例を一通り網羅し...
三行世界。

教育産業の特徴。

大学受験・中学受験・高校受験問わず、一定レベル以上の入試を突破した大学生にとって、塾も家庭教師も、とても古典的かつ快適な稼ぎ方である。反面、職歴や研究にはほとんどならないため、実績のない人がゴロゴロいるが。現実解。高学歴層が相応の待遇でお金...
三行世界。

実力のはなし。

本当に実力があるとは、圧倒的に知識をつけて、知恵に転換し継続的に成長することである。知識不足だったり、知識のわりに知恵への転換が甘い(この場合知識も甘い)と、成長が止まる。実力がない状態だと、安易な模範解答に頼るしかないから、柔軟性がなくな...
三行世界。

学校生活で負け方を知らないままだと、その先でポッキリ折れる。

学校生活は、負け方を知る必要がある。負け方を知らないと、従順なだけで終わるためだ。小中学校と高校は、学習指導要領を通じて「全国一律の定食サービス」となるように制度設計されているため、これだけが世界の全てだと思ってしまうと足元をすくわれる。い...
三行世界。

「事実把握・検証・洞察出し」というアナリストの基本は、情報発信や報道のコアスキル。

私は一番最初に就いたアナリストの仕事がすべてのコアになっているが、シンプルに言い切ると「事実把握・検証・洞察出し」の3要素から成り立っている。データやインタビューや新聞記事で事実を把握し、それらを突き合わせて検証し、未来がどうなるかの洞察を...
三行世界。

AIの「楽観主義」は、戦略的に疑っておく。

「生成AIでシンギュラリティが到来し、あらゆる問題が解決する」未来に期待することはとても素晴らしいからこそ、この楽観はいったん戦略的に疑っておこう。具体的には、産業革命期に起こった問題や、物理学・化学・工学の発達の結果起こった環境問題を知っ...
daily13 事実の直視。

気楽でいるには、「自分の成長と無関係なことに当事者意識を持たない」ようにする。

人の目や世間の話題を気にせず、気楽でいるコツがある。「成長に資さないなら、当事者意識を持たない」だけでいい。人の目や世間の話題など、自分の成長とは無関係であり変えられないのだから、成長と関係ない、不快な他人由来の情報など、完全にポイ捨てして...
daily13 事実の直視。

進路選び。

「遠藤さんは、もともとどんな進路を選ぼうと思ったのですか?研究者になろうとしていたのですか?」連載執筆や扱う分野から、進路選びをどうしたか聞かれることが多々あるので答えておこう。実は「やりたいこと」というものは一つも決まっていなかった。根本...
三行世界。

「AIで労働がいらなくなる!」の本質は、少数派と多数派が明確になる古典的な世界。

「AIで労働がいらなくなる!」と有象無象の匿名SNSアカウントが息巻いている。落ち着いてドメイン知識を想定すればわかることだが、サプライチェーンの最上流と最下流では人手の活用が有益なケースも少なくない。価値ある少数派と、有象無象がくっきり分...